ポストペット単体しか動かない小型メール端末。CE化することによってWindowsCEマシンとして使えるようになります。例によってその手法、及び使いこなしなどは多く語られているのでここでは割愛。ステレオイヤホンジャック増設の一部始終を書いておきます。
普通のモノラルジャックやステレオジャックを内蔵する例は既に見られるので、機能的に一番便利そうな自動切り替え式のステレオミニジャック(写真参照)を内蔵することにします。値段は普通のステレオミニジャックと同じでした。これをうまく使うと、ジャックに挿してないときには内蔵スピーカに自動的に切り替えることができます。その分、いくらか大きいのが難点ですが、ポケットポストペット(以下PPP)は丸いのできっと入る隙間はあるでしょう。
スピーカがLCD側にあるので、まずはそちら側にすることは決定です。あとは一度開いて位置を検討します。着せ替えプレートを外してネジを3本外します。噛みあってるツメは定規を差し込んでテコの原理で外しました。

開きを見ると楽して入りそうなとこは赤丸で印をつけた二箇所ほどです。一つはLCD向かって真上で他のサイトで見た例もここでした。しかし切り替え式のジャックは大きくて入りません。
PPP側の黒い樹脂を削れば入らないこともないのでしょうが、すぐ傍にLCDがあるのでそのまんま切削作業をするのは危険です。これ以上ばらすのが非常に面倒な作業なので、残った「LCD向かって左上」に移植することにしました。こちらも削るのは一緒ですが、LCDまで距離があるので比較的安心して力技で削れます。
現物合わせでリューターで削っていきます。途中何回かリューターが暴れて本体にキズができました。またLCDに切削クズが入ってしまいました。LCDのスキマに入ったクズはある程度糸楊枝で書き出しましたが、これまたキズがつくしで全然お勧めできません。事前にテープか何かできちんとマスキングしてから作業するべきでしょう。
結局いろいろ削りました。内側をえぐる作業はリューターだから楽にできてますが、普通の刃物しかないとかなり難易度が高くなります。またジャックの樹脂と、pppの黒い樹脂はむやみに硬いです。
あとは配線して行きます。スピーカーの配線は写真の茶と橙の線です。今回は茶色の配線を付け替えて切り替え用に使っていますが、橙の方を使っても問題無いと思います。
普通につないだだけだと、イヤホン使用時の音が大きすぎるので、200Ω程度の抵抗をスピーカーに影響しないように挟みます。写真は加工前後のものです(白ジュンフロン線が追加配線)。加工後の写真は配線をよく見せるために、フレキを一本外してあります。
あとは元通りに組み立てて動作チェックするだけです。元がモノラルスピーカーの配線なのでステレオには聞こえませんが、ちゃんと両耳から音が聞こえます。ヘッドフォンを差し込むと内蔵スピーカーの音が消えるので使い勝手も良好です。切り替え式のモノラルジャックもあって、こちらが省スペースなのですが、これを普通に使うと片耳しか聞こえません。
最初、切削作業はかなりラフになってしまいました。トップにある写真は一台目でこちらが二台目です。こちらは外見にキズもなく、一度練習するとそれなりに腕が上達のがわかると思います。