
これは「Macintosh Classic II 」の改造品です。以前からバンド活動用に持ち運びが簡単な「コンパクト・マック」が欲しかったのですが、「Alchemy」というコンパクトなロジックボードがが手に入ったのをキッカケに、秋葉原で筐体(7000円)とモニター(15000円)を買ってしまいました。
余談ですが、PM4400で採用されている「Tanzania」というロジックボードは、この「Alchemy」をベースにA/T互換機のパーツを流用できるように再設計され、当時の互換機メーカーのために開発されたものだそうです。
筐体は中身が全て入っている状態(完動品)で購入したので、レイアウト検討や、寸法出しの参考になりました。
内部のオリジナル・シャシーではメモリー等の縦に刺さっているボードと干渉するし、どうせならCDドライブも装備したかったので、新しいシャシーを3mm厚のアクリル板(材料費:約5000円)で作りました。見た目が大きく変化しない様に、FD挿入用の穴を利用できるスロットインタイプのCDドライブ(Pioneer製:18000円)を採用しました。残念ながら検討時点でスロットインタイプのCD-RWは、知る限りでは存在しませんでした。
手持ちのMac用電源は筐体に入りそうになかったので、雑誌「MAC POWER」の「今井隆の改造道」でお馴染みの「Mystic Room」というホームページを参考に、A/T互換機用のATX電源を改造(材料費:約600円)しました。
Mystic Room : http://www.bekkoame.ne.jp/~t-imai/
電源OFFの待機中に、追加したNOT回路のICとATX電源の一部の抵抗が熱をもっており、火災が心配なので、普段使わない時は後ろの主電源スイッチは切ってます。
あまり大容量の電源にすると熱が心配なので、オリジナルと同じ150Wクラスを選ぶのが良いと思います。しかし秋葉原に来る人達は、安くモアパワーを望んでいるらしく、一番容量が小さくても250W(3000円)しか手に入りませんでした。
後ろの換気口にATX電源に付いていたファンを接着したのですが、電源廻りがかなり暑くなるので、ヒートシンクの手前に薄型ファン(1500円)を追加。ついでにG3カードにも小型ファン(1200円×2)を2つ付けました。快適な室温の時にG3-CPU温度が35度なので、CPU用には1つのファンで十分だったみたいです。
モニターはクラッシックな感じを残したかったため、ブラウン管タイプを探したのですが、カラーでは物理的に筐体に入らないことが判明。筐体の後ろをふくらますのも気が退けたので、9インチの白黒のままとし、市販のモニターと入れ替えることで、ブラウン管とモニター用の回路(基板)を手に入れました。
カラー表示が見たい時のために、「Apple External Video Connector」(1800円)を「GIMO」スロットへ取り付けて、外部モニターがつながる様にしました。
モニター廻りの作業は大変に危険で、最悪な場合感電死することもあるので、十分な注意が必要です。万が一事故がおこっても、私は一切の責任を負いません。
(変更:H13.10. 2)
スピーカーのステレオ化も考えたのですが、ヘッドフォン・ジャックにプラグを差し込まないと、オーディオ信号が来ない回路になっているため、ロジックボードから出ているオーディオ信号線から直にアンプ(新たに増設:600円)に接続。プラグが入っている時にOFFになる信号線を用いて、アンプの電源をリレー駆動する様にしたのですが、この信号線の出力が弱くリレーが駆動できないのです。
トランジスタ等を用いて信号線の出力を増幅したりとイジっている間に、間違ってショートし、プラグ確認用の信号線と増設アンプが死んでしまいました。
ステレオ化は、ロジックボード(Alchemy)を安く手に入れることが出来たら、再挑戦したいと思います。
後面パネルのコネクター用の穴位置は、もちろんオリジナルとは異なるため、切り取ってAlchemy用のものと入れ替えました。パネルの色が異なるので、塗装をやり直してみました。文字の部分はうまく塗れなかったのですが、まぁこれでイイかなと思ってます。
コンパクトマックの改造は、廉価で高性能なマシンを手に入れられるというものではありません。あくまで趣味の改造だと考えてください。
なぜなら、改造にかかった費用は、iMacの中古よりも高く、トータルの性能ではiMacの方が上なのですから。
改造にあたっては、ぶんか社の「DOPING MAC」が参考になりました。
製作には2カ月かかりました。
本ホームページを参考にして改造する場合、あくまで個人の責任で行ってください。万が一、事故や故障が生じても、一切補償はいたしません。
新規作成 : H13. 7.29