G3カードの取り付け

Sonnet Crescend B4-G3 L2 300MHz/512

L2キャッシュとG3カード


選択 :

pm4400へG3カードの取り付けにはインタウェアの「Booster 4400 G3 240」の例を示したホームページが多く見受けられます。「Booster」シリーズは、機能拡張書類が要らないらしいので、余計なコンフリクトに気を回さないで済むというメリットもありそうですが、当時の私にはとても高くて買えませんでした。

米Sonnet Technologies社の「Crescend」シリーズは、手に入りやすい価格が魅力なので、近所の色々なお店をあたってみましたが、お店によっては「台湾の地震の影響で手に入りにくい」といったコメントもありました。

なお現在、インターウェア、ニューワーテクノロジーは倒産してしまい、たくさんのニューワーの技術者がソネットに移ったそうです。

( H13. 8. 4)


購入 :

「スピードではiMacには負けたくないし、お金をかけるならiMacを買った方が良い」といったジレンマの中で、「Sonnet Crescend G3 L2 300MHz/512」を選びました。なぜなら、近所の電気屋さんで売っていたからです。バックサイドキャッシュは512Kあれば十分という知人のアドバイスもありました。

「300MHzで3万円以下」を目安にしました。

なお、一部のSonnetのG3カードは、機能拡張をイジることで、動作周波数を上げることができるらしいのですが、残念ながらpm4400は起動時にすぐG3カードが立ち上がる理由で、そういったクロックアップは出来ないそうです。初めから早いカードを購入するしかないみたいですね。

( H13. 8. 4)


交換 :

まず、付属のフロッピから機能拡張書類をインストールして電源を切ります。

次に、ネジ3本でMacのふたを開けL2キャッシュを取り外します。Macのメモリーを増設した経験のある方なら、あの折れそうな引っかけツメを外すのは大変だと思うかもしれません。しかし、L2キャッシュはただ刺さっているだけなので、あっけなく外すことができ、これまた、あっけなくG3カードを取り付けられました。他のホームページでは「L2キャッシュがなかなか取れない。G3カード装着にはかなり差し込む力が必要だった」というコメントが多いので、私の場合だけが例外的に軽く脱着出来たのかもしれません。

L2キャッシュをどうしても取り外すことが出来ない場合、基盤のすみで、配線がない部位を選び、ペンチで引き上げると、うまく外れます。

ロジックボードにある「クーダスイッチ」(詳しくは付属の日本語マニュアルを参照)を押してオールリセットし、Macのふたをすれば完成です。

なお、このオールリセットで、日付が195X年に設定されてしまうので、立ち上げ後すぐに、日付の再設定をしましょう。

再び電源を入れてビックリ。アプリケーションの立ち上げがものすごく早くなりました。(体感でざっと3倍以上)

( H13. 8. 4)


動作チェック1 :

「Crescend」シリーズをpm4400で使う場合、「3つあるメモリースロットの全てにメモリーカードを差し込むと起動しなくなる」という情報がある様なので、私のメモリーの状況を報告しておきます。(なお、私はフリーズ対策のため、Mac使用歴の中で仮想メモリーを「ON」にしたことがありません)

スロット1

スロット2

スロット3

動作

ケース1

16M

純正

16M

純正

64M

ADTEC-A189749

ケース2

16M

純正

64M

BUFFALO ADE-T64M(890517)

64M

ADTEC-A189749

日本の販売元の「MDS」のホームページによると、「PowerMac4400のタンザニアボードのメモリ設計自体に不具合がある可能性があります。(中略) メモリスロット1にDIMMが入っている場合(特に8MB DIMM, 16MB DIMM)、G3カード増設前に比べてエラーが発生しやすくなります。スロット2または3を優先してメモリカードをご使用下さい 」と記述されていますが、なぜ私のMacでは問題なく動作するかは不明です。

「MDS」

http://www.mds2000.co.jp/


動作チェック2 :

さて、いよいよメモリーが足らなくて、スロット1に32Mのメモリーが欲しくなってきたのですが、スロット1用(シングル・バンク)を探すことは、H13.10.2 現在では非常に困難です。

バーテックスメモリーさんのHPを見ると、PM4400用64Mメモリーが¥7,800と、かなり値下がりしてきたので、贅沢にコイツの片バンクだけを使って、32Mのメモリーとして利用することを考えました。

送られてきたメモリー本体には、メーカー名は入っていません。石の一つ一つには「HUNDAI」と書いてあります。

スロット2へ入れてみると、正常に動作しました。(下表ケース3)

そこで、スロット1(シングル・バンク)へ差し直したところ、PM4400が起動しませんでした。モニター画面はまっ暗のままで、スマイル・アイコンが表示される「灰色」画面にもならない状態です。(下表ケース4)

スロット2の「BUFFALO」とスロット1の「バーテックス」を入れ替えてみたところ、PM4400は起動し、160Mのメモリーを認識しました。(下表ケース5)

デュアル・バンクの64Mのメモリーの中には、シングル・バンクの32Mとして認識されないものもあるということが、分かりました。

スロット1

スロット2

スロット3

動作

ケース3

16M

純正

64M

バーテックスVLD-64M

64M

ADTEC-A189749

ケース4

64M

バーテックスVLD-64M

64M

BUFFALO ADE-T64M(890517)

64M

ADTEC-A189749

×

ケース5

64M

BUFFALO ADE-T64M(890517)

64M

バーテックスVLD-64M

64M

ADTEC-A189749

※注記
※注記:ただし、スロット1のメモリーは片バンクだけ(32M)しか認識されない。

「バーテックスメモリー」

http://www2.ocn.ne.jp/~vertexm/

( H13.10. 2)


動作チェック3 :

市販のソフトでブート可能なCDが付いてくるものがありますが、Crescendカード用の機能拡張書類なしで、このブータブルディスクの起動が可能なのでしょうか。

まずは挑戦。「C」キーを押して電源投入。問題なく起動する。

次に自分のシステムフォルダから機能拡張書類を抜いてみる。やはり問題ない。

この機能拡張書類を外すと、もともと付いている「PowerPC 603ev/200MHz」に切り替わって動作するだけなのだそうです。

このCrescendカード用の機能拡張書類はかなり優秀らしく、Crescend以外のG3カード装着マシンにインストールして、処理効率を高めている人もいるほどだそうです。


動作チェック4 :

付属のフロッピから機能拡張書類などをインストールすると、「Metronome」というCrescendカードの動作状態を見るアプリケーションも同時にインストールされ、アップルメニューから操作出来ます。

CPUの温度も表示され、だいたい摂氏40度で、群馬の真夏でも47度程度の上昇で済みます。

この程度の温度で済むのは、銅配線技術を使ったIBM製の「PowerPC G3」である証です。モトローラ製のだと、だいたい摂氏70度くらいで、群馬の真夏だと80度もいってしまうそうです。


最後に :

本ホームページを参考にして改造する場合、あくまで個人の責任で行ってください。万が一、事故や故障が生じても、一切補償はいたしません。


トップページ(pm4400)

更新 : H13. 8. 4

新規作成 : H12. 6.30

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