
pm4400を含めた「Tanzania」ロジックボードのMacOS互換機は、特にAT互換機の部品を多く流用できる様に設計されたと言われております。
それならば、電源はどうなのか?と気にかかるところです。
もし自分のが壊れた時に、出力が大きくて、安くて、手に入りやすいAT互換機用ATX電源が使えればと思い、調べてみました。
電源ユニットからロジックボードへは、5つのコネクターを通じて接続されています。上記リンクの写真のとおり、それぞれのコネクターの名前を「P1」,「P2」,「P9」,「P10」,「P11」として、本体後方からピンに番号付けすると、以下の様になっておりました。
「P1」
※1と※2は103と書かれたコンデンサらしきものでつながっている(pm4400のみ)
No. 色 内 容 1 橙 PWR_OK?(電源OFF時:20mV、ON時:5V) ※1
(StarMaxの場合「白」)
2 赤 +5V
3 黄 +12V(StarMaxの場合「青」:逆なので要注意)
4 青 -12V(StarMaxの場合「黄」:逆なので要注意)
5 黒 GND ※2
6 黒 GND
「P2」
No. 色 内 容 1 黒 GND
2 黒 GND
3 白 -5V(StarMaxの場合「橙」)
4 赤 +5V
5 赤 +5V
6 赤 +5V
「P10」
No. 色 内 容 1 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
2 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
3 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
4 黒 GND
5 黒 GND
6 黒 GND
「P11」
No. 色 内 容 1 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
2 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
3 橙 +3.3V(StarMaxの場合「茶」)
4 黒 GND
5 黒 GND
6 黒 GND
「P9」
No. 色 内 容 1 紫 +5VSB(常時出力)
2 緑 PS-ON(PFW)
3 黒 GND
上表から分かったこと
1.
コネクターの形状がATX電源とは異なるので、そのまま使うことは出来ません。壊れたpm4400電源から取り出したコネクターを移植する必要があります。
2.
ATX電源と比較して、「+3.3V」の出力が多いことが分かります。
RAMが「3.3V-EDO」であったり、当時普及し始めたPCIスロットへの供給電源が3.3Vであった等から、当時は3.3Vが今後の主流と考えて設計されたのではないかと思われます。
3.
電流の管理のため、コードの太さと本数が決まっているので、ATX電源を流用するには、電源ユニットの箱を開け、追加の+3.3V電源コードを基盤からハンダ付けで持ってくるといった加工が必要になります。
4.
電圧の種類や、信号の種類を比較してみると、ATX電源のものと同じであり、配線の種類不足を補うために、間に特別な回路を入れるといった必要はなく、単にコードを追加するだけで使えそうです。
5.
一般的なベージュのOLD-Macは、「PFW」に+5Vの信号を出力して電源をONにしていたので、ATX電源を流用する場合、反転回路が必要でしたが、pm4400の場合、そういった必要もありません。
もし、電源が入らず(ファンも回らない)電源ユニットが最もあやしいと思われる場合、以下の方法で電源が壊れているかをチェックすることが出来ます。
1.
電源ユニットにつながっているケーブルを全て外す。(ロジックボード、HDD、CD-ROM、増設ドライブ等)
2.
電源ユニットへ、100V電源コードをつなぐ。
3.
「P9」コネクターの「No.2」(PFW)と「No.3」(GND)を短絡する。
4.
正常であれば「カチッ」という音がしてファンが回りだす。
5.
必要ならばその状態で、各コネクターからの電圧をチェックする。
私の所有している電源ユニットについて、まとめてみました。
StarMax4000/200
pm4400
Performa6410
とある250W-ATX電源
内部DC出力
200W
160W
150W
250W
+12V
8A
8A
5A
8A
+5V
22A
20A
20A
25A
+3.3V
14A
20A
10A
14A
-5V
0.5A
0.5A
-
0.5A
-12V
0.8A
0.5A
0.75A
0.5A
+5VSB
0.2A
0.02A
0.1A
1.5A
注記
+5Vと+3.3Vの合計が23Aを超えないこと
+5Vと+3.3Vの合計が100Wを超えないこと
+5Vと+3.3Vの合計が25Aを超えないこと
+5Vと+3.3Vの合計が135Wを超えないこと
メーカー
ASTEC
不明
DELTA ELECTRONICS INC
不明
モデル
SA202-3525
API-3186S
DPS-150GB B
ATX-300
生産地
中国
中国本土
タイ
同じ「Tanzania」仲間であるタワー型StarMax4000電源の内部DC出力は、他の電源と比べて「200W」とかなり高出力である様に見受けられますが、「+5V」,「+3.3V」出力が比較的に小さい様な気がします。
更新:H14. 8.26
私の専門は機械系であり、電機電子の知識はほとんどありませんので、まちがった事を書いてしまっているかもしれません。
本ホームページを参考にして改造する場合、あくまで個人の責任で行ってください。万が一、事故や故障が生じても、一切補償はいたしません。
新規作成:H13.11.30