茨城県取手市の親切便利な自転車屋さん

■ 自転車盗難事情

疲れた足をひきづり「さあ、後は自転車に乗って家に帰るだけだ」
そう思うもつかの間、突然訪れる恐ろしい現実。
「あれ?ここに確か止めたんだよなぁ?」
数秒間のうちに脳みそは、ありとあらゆる可能性を導き出すのだが
やがて到達する認めようのない現実。。
「ない!なくなっちゃってるよぉ〜〜」
そうです!あなたの愛車は何者かによって持ち去られてしまったのです。
誰もが一度くらいこのような経験をなさっているのでは
ないでしょうか?
実は自転車屋さんにとっても自転車の盗難は嬉しい事ではありません。口の悪い方などは
「自転車盗られりゃ、また新しいの買ってくれるんだから良いだろう?」
なんていいますが、自転車を何度も盗られた経験のある方でしたら
お解りかと思いますが、「いい自転車を買ってまた盗られては大変だから
自転車の形さえしていれば何でも良いや!」
っと、こうなる訳です。(笑)
私どもの仕事はお客様が良い自転車に乗って
壊れたものを大切に修理しながら乗って頂いて
どうしても使えなくなったら自転車を購入していただく。
一人のお客様と自転車に長い期間携わって成り立つ商売ですから、
自転車の盗難が横行する事はむしろ
喜ばしい事ではないのです。
しかし、皆さんに話を聞いていると...
「盗難さえなければ良い物に乗りたい」
「何も好き好んで古い自転車に乗っている訳ではない」
という意見も良く耳にします。
では、いったい”どうしたら盗られないのでしょうか?”
金庫の中にしまって、表に出さなければ
盗られる確率は激減するでしょうが、自転車はそういう物では
ありません。現実問題として、屋外を走り
駅や商店、駐輪場等に置かなければ、ならないのです。
鍵をかけていても盗られた!
という話も良く聞きますが、実は”ピッキング犯罪”同様に
自転車の鍵には、”盗りやすい鍵”と”盗りにくい鍵”
が、存在します。あえて取りやすい鍵を
ここで紹介する訳にはいきませんが、
比較的安価な自転車に、”盗りやすい鍵”が
標準装備されていることが多いようです。
さてここから少し泥棒の心理になって考えてみましょう。
<ケース1>
@あなたは自転車泥棒です。
目の前に自転車が10台駐輪されています。
この中からあなたは、自分で乗るために
1台自転車を盗もうとしています。
Aそこに駐輪されている自転車のうち
2台だけ、新車の自転車がありました。
2台ともあなたが欲しいタイプの自転車です。
Bその2台の自転車のうち
1台には、”盗りやすい鍵”だけが付いています
もう1台の自転車は太い鎖の鍵でがんじがらめに
固定されています。
どっちの自転車を盗りますか?
<ケース2>
@あなたは自転車泥棒です。
目の前に自転車が10台駐輪されています。
Aこの中からあなたは、今から何処かに
いく為の手段として、自転車を盗もうとしています。
Bそこに駐輪されている自転車で一番手前にある
自転車は新しいのですが、しっかりと
太い鎖の鍵でがんじがらめに固定されています。
その奥の自転車は、新しい自転車ではないのですが、
”盗りやすい鍵”だけが付いています
どっちの自転車を盗りますか?
ケース1の場合もケース2の場合も
「どっちの自転車を盗りますか?」
という質問はもはや愚問ですよね?
つまり、自転車を何台も盗られている方は
あなた自身が狙われたのではなく、
セキュリティーの低い自転車を泥棒に選ばれてしまったのです。
「○○さんの自転車が欲しい!」
というようなストーカーチックな変質者でもない限り
泥棒は誰の自転車でも良いのです。
では、どのような鍵を使ったらよいのでしょうか?
先ほどのケースのように、切る事もできないような
太い鎖でがんじがらめにすれば効果的ですが
切れないような太い鎖を籠に入れていたら
操作性も落ちますし、何より不便です。
現実問題として最低限の
セキュリティーの話を書きたいと思います。
鍵は2箇所以上かけるのが
望ましいです。
一つは、自転車本体に取り付けるもの。
後輪につけるサークル錠が良いでしょう
鍵本体がアルミであるよりも、特殊鋼の物が
より、効果的です。更に差し込んで押すタイプの
鍵よりも、差し込んで廻すタイプ(シリンダー錠)
の方がより効果的です
(最近のナショナルやブリヂストンの
自転車には標準で付いている物も多いです)

自転車本体に非常に盗り難い構造の鍵を組み込んだ
ナショナル自転車の”ガチャリンコシリーズ”は、防犯効果も
非常に高いものです。

もう一つは、太めで長めのワイヤー錠
(10mm×600mm以上推奨)が、お勧めです。
このワイヤー錠は、自転車本体と、駐輪先にある固定物
を繋いでいただくためのものです。
この太さのワイヤーになると、¥100ショップで
売っているような、簡単なニッパー(刃物)では切れませんし
なにより、”その場を早く立ち去りたい泥棒心理”に効果的です。
その場から簡単に移動できないという事と
万一持ち去ったとしても壊しにくい鍵が更に
もう一つ。という面倒くささが防犯効果に結びつきます。

もちろん実践したからといって100%盗られない訳では
ありませんが、泥棒が鍵に詳しくなってしまった昨今
では、泥棒から見て盗りにくい鍵を使う事によって、
盗難に遭う危険性は、減少するはずです。
何台も自転車を盗られたと公言する方は多いですが
「私の家は鍵をかけないから何度も泥棒に入られてるのよ」
等と話をする方はいないでしょう。
どんなに良い鍵を持っていても使わないのでは意味がありませんから
少しでも多くの方が、セキュリティー意識をもって
自転車の防犯に取り組んでいただければ、少なからず
自転車の盗難も少なくなると思われますし、いささか大袈裟ですが
放置自転車の低減や、ゴミ問題の減少にまで
貢献できるのではないでしょうか?
