記号工学研究室 >研究成果
− 記号工学研究室の成果 −
記号論の山脈
-
記号論を体系的に学べる、非常に優れた教科書です。記号論を学びたいと思っている人、記号論を勉強したが挫折した人、是非挑戦してみてください。
- 『初心者のための記号論』を読んでみて、ハードルが高いと感じた人またエンジニアで記号論に興味を引かれた人は、まずここから勉強を始めてみませんか。
記号と情報
-
情報化社会、個人情報など広範に使われているにしては、明確に定義されていず、あいまいな印象がぬぐえない情報へ接近する道は二つに分かれているように思われます。一つは情報科学や情報工学のように、意味にはあまり重きをおかず、データとしての情報を対象する学問分野です。もう一つは、意味を重視して情報を検討するもので、その意味がどのように生まれ、それを受け取った人にどのように影響を与えるかを明らかにしようとする学問分野です。両者の間の溝がどのようなものか、『初心者のための記号論』の著者ダニエル・チャンドラーが、オンライン論文"The tranmission model of communication"で、工学者には馴染みのあるシャノンとウイーバーのコミュニケーションモデルを対象に、具体的に検討しています。情報への一つの視点を与えてくれると考え、翻訳し紹介することにしました。
- 情報に関しては、いろいろな定義がなされていますが、その多くは、まずある視点から情報を定義し、それから主張したい論点を展開している本が多く、記号論における『初心者のための記号論』のように、包括的に解説している本は少ないように思えます。情報に関して総合的に議論している希少な本が赤木昭夫『反情報論』で、非常に刺激を受けました。『反情報論』を出発点にして、記号論から情報にアプローチしてみます。
記号とモデル
工学で記号論と最も近いところに位置するのが、モデリングだと思っています。製品やプロセスやシステムの設計、制御やシミュレーションなどを系統的に進めるためには、対象のモデルが必須です。しかし、モデリングは実務的な技術であり、学会などで1つの分野として取り上げられることがなく、また体系的なテキストも少ないように感じています(状況は記号論と同じようなものですかね)。記号論の視点から、モデリングに接近してみたいと思います。
記号論の辺境
生活の場でちょっと興味を引かれたことを、記号論と結び付けて考えていきたいと思います。一つ一つのページは、あまり関連がありません。ちょと強引で皮相的な分析ですが、「塵も積もれば山となる」になれば良いなと思っています。